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南米コロンビアで思った事。

南米コロンビアのメデジン市に来ている。ボゴタ、サンタマルタのコンサートツアーも無事に終わった。

今、1日で一番好きな時間が私の中を通り抜けているところだ。
空は真っ黒な雷雲と稲妻、耳には鼓膜が張り裂けそうな雷音、漂ってくる香りは入れたてのサンタマルタのコーヒーと雨の匂い。

長く続いた内戦が2016年に終結して、治安が劇的に良くなり「コロンビア=危険な国」という時代が終わった。今、コロンビアは経済・芸術文化の最先端を行く南米の大国として大きく動き始めている。22年前からコロンビアに数えきれないほど通い続けて来た中で、実感とともにそう感じる。

いつだったか、日本のテレビのインタビューか何かで、「時間があったら、長期で一番行きたい場所はどこですか?」と聞かれた時に、世界で一番雷が鳴るところ、と答えた事があった。その「世界一雷が鳴る街」というのがここメデジン市であるという記事を先日新聞で読んで驚いてしまった。知らぬ間に夢が叶っていた。

コロンビアが好きだ。
住みたい、とすら思う。
まず、毎日雷が鳴る。そして、毎日驚くほどウンコが出る。よって、お腹がスッキリして、指と耳もいつもより働きが良くなってピアノの音の透明感が増す。
でも一番好きな理由、それはこの国に暮らす「人」だ。

ヨーロッパに暮らしていて時々疲れると思う事がある。満員バスに乗っていても、飛行場のカウンターで並んでいても、市場で買い物をしていても、車を運転していても、我先にと自分中心に物事を動かそうとする人々の中で完成している秩序の中についていけない自分がいる。見知らぬ人同士の間には譲り合いとか、思いやりとか、あまり大切な事じゃない。
そんな事を強く思う時、日本はいいなぁと思ったりする。そして、ここ、コロンビアが実は日本によく似ていていい国だなぁと思う。
たまたま私が22年間出逢った人が全員そうだったからなのだろうか。世界で日本に並んで自然災害大国である事もその一因なのだろうか。
何しろ、コロンビア人とは言葉で説明しなくても通じ合うお人好し過ぎるほどの思いやりの精神でつながっていると、毎回来る度に改めて思うのだった。

ウンコの話に戻りたい。
ピタヤと言うフルーツほど強力な胃腸洗浄フルーツはないと思う。黄色のドラゴンフルーツの一種なのだが、良く目にする赤色のドラゴンフルーツでは効き目はない。
日本ではほとんど手に入らないが、もし手に入ったら是非、一気に2個食べて欲しい。
45分後くらいからピーヒャラドンドンと賑やかな祭が始まる。
日本の南の方でこのフルーツを栽培して売ったら、きっと物凄く流行って売れるだろうなぁ、などと思う雷の昼下がりであった。

  • 2018年04月29日(日)01時34分
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