DIARY

記事一覧

臨機応変コンサート。

アップロードファイル 191-1.jpg

先週はマドリッドの郊外の街、コルメナレッホでの演奏会でした。

マドリッドとは言っても、首都とはまた違った田舎のノンビリした雰囲気のある素敵な小さな村での演奏会。
コンサートが土曜日と言う事もあって家族連れのお客さんが多いですよ、と劇場支配人から連絡がありました。

本番1時間前にリハーサルをしに舞台に行くと、いきなり沢山の子供が入ってきました。その子供たちと一緒に入ってきた女性に話を聞くと、村の音楽学校の生徒たちで、10分でいいから子供達の為に何か弾いてくれないか、と言うのです。
年齢をたずねてみると、5歳から15歳までの子供達で皆目をキラキラ輝かせて「弾いてください!」と言うのです。
子供たちに頼まれてしまうとどうしても断ることのできない性質なので、とりあえず最近久しく弾いていない愛・地球博の時に作曲したモリゾーとキッコロのアニメの曲を弾くことにしました。
これが鶯、これがモリゾー登場の曲、これがキッコロの曲・・・とやっているうちに私の方がどんどん止まらなくなってしまって、気が付いたら本番15分前。あわてて楽屋に戻ってドレスに着替えて舞台の裾に駆け上がって進行スタッフの指示を待つこと本番3分前・・・。
そこへマネージャーが駆け込んできて、
「ミネ、劇場は満席なんだけど、子供が半分近く占めているので、プログラム変更してお子様用コンサートにして」

3分前で、お子様コンサートにしてって・・・・。

結局プログラムは大変更で、イチかバチかでお子様曲を沢山弾いてみたら、案外弾けてしまったのでした。子供たちと一緒にやったリハーサルのお陰です。凄いのは、照明スタッフも臨機応変度は抜群で、ほとんど私が何を弾くかをわかっているようで何事も無かったようについてきてくれるのです。

演奏会が終わったらさっきの子供たちが走って抱き着いてきてずっと離れず、本当に可愛かったです。

それにしても、心臓に生えた毛が剛毛になりそうな国です。

  • 2011年11月02日(水)04時26分
powered by Web Diary