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マドリッドに戻りました。

清水寺の演奏会が無事に終わりました。
演奏会後の一週間は台風も日本を直撃し、私の毎日も嵐のような怒涛の毎分毎秒が過ぎ、京都と大阪と東京と名古屋を毎日のように行ったり来たりして、ワワワ~っとしているうちに、我に返ったらスペイン行きの飛行機に座っていた・・・そんな一週間でした。

清水寺舞台のコンサート。7年目の今年は「雨」が大きな存在となりました。
私にとってこの演奏会は、一年に一度、初心に帰るような、基本に戻るような、心が引き締まるような、そんな特別な演奏会です。
音響設備も、特別な舞台照明もない清水寺舞台と言う野外での演奏は、その瞬間になってみないとどんな環境になっているか分らないので、その時の環境と自分がどうやってハーモニーを作っていけるかという瞬間との共同制作でもあります。

一度演奏を始めれば、後は雨になろうが星空になろうが、清水寺舞台とその自然に任せて演奏するのみですが、今回学んだのは、その本番の天気を見極めて客席とピアノの配置をどうするかを決めることの難しさでした。

結局、本番は雨は降ることなく星達が雲の切れ目から広がり始めるという素晴らしい天気となりました。
また、今年は初めて詩の朗読とピアノで二重奏に挑戦しました。言葉とピアノのハーモニーの難しさと面白さに、これから私がやっていきたいな、と思う新しいテーマが生まれたような気もしました。
朗読をしてくださったのは、ラジオビタミンの司会をされているNHKアナウンサーの村上信夫さん。一度、村上さんの番組に読んで頂いて以来、とても仲良しになって、今でも時々お会いすると料理の話で盛り上がって話が止まらなくなる・・と言う、実はプロ並みにお料理が上手な方なのですが、村上さんの話す一言一言の発音の果てしない美しさ、言葉が持つ力(これを村上さんは「言霊」と言います)に圧倒される思いでもありました。
日本語って、何て美しい言語なのだろうと、あらためて思いました。

お陰さまで、演奏会は今年も満席となり、演奏会後には沢山の方とお会いできたり、再会できたり、お声をかけていただいたりして、本当に幸せな時をいただきました。

関東や北海道、東北、九州など遠くから来てくださった方、本当にありがとうございました。
また、女優の田中美里さんや、アニメ監督の高橋良輔さん、猫のしっぽのベニシアさんもかけつけて下さり、本当に温かくて嬉しい再会ともなりました。

夕べマドリッドに到着したばかりですが、体だけはスペインに到着したものの、魂は追いつかずにロシアの上空をスペイン目指して飛んでるような感じです・・・。
でも、数日中にはまた元気が戻ってくると思います。

  • 2011年09月26日(月)23時25分
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