DIARY

記事一覧

ハイジのチーズ。

アップロードファイル 203-1.jpg

いつも不思議に思うのは、日本の異常気象とスペインの異常気象が重なることが多い事です。
今、日本も寒波到来で大雪、そしてほぼ同時にスペインにもロシアからの寒波が到来。スペイン中で大雪警報が出ています。我村も予想最低気温は-5度です。

アフリカの熱波がそのまま届いて気温が50度近く上がるアンダルシアのコルドバから標高1000メートルのマドリッド郊外にある山村に引っ越してきて約6か月。
いつでも山が見える場所に暮らせる幸せを毎日感じています。
長野県小布施出身の父が東京で学生生活を送った時に辛かったのは、どこを見ても山が見えなかった事、と言うのが遺伝しているのか、良くわかる気がします。

冬の山暮らしで一番素敵なのは暖炉です。多くの家には薪を燃やせる暖炉があって、石でできた家を一発で温めるには暖炉が一番効果があります。
この時期は常に薪の燻した香りが何処となく山村中に漂っていて、この香りをかぐと何故か幸せな気持ちになります。

暖炉に火を灯すと、何故か消したくなるものがあります。テレビです。パチパチと薪が燃える音、シューシューと薪木の中の水分が沸騰して蒸発して行く音、時々ゴロっと薪が崩れる音、そして様々な不思議な形や色で立ち上がる炎。いつまで見ていても飽きる事なく、暖炉の前で友人や家族とお酒を飲んだり食事をしたり一人で本を読んだり・・と薪が燃えている間はずっとその場所を離れたくないと思うほどです。

火を囲むと幸せになって人との輪が出来るのは、古代からの記憶が残っているからなのでしょうか。

もう一つ、暖炉好きな私の世代に大きな影響を与えた人がいると思います。ハイジです。
ハイジが山小屋でお爺さんの作るチーズを手伝うところ、出来上がったチーズを棒にさして火に炙って、程良くとろけた所をパンにのせて食べる所・・・。子供心に、あんな美味しい物はないだろうと思っていました。

ところが実際にやってみると、ハイジのチーズのようにはうまく行かないもので、あそこまでチーズがとろける状態に持っていこうと思うと自分の手まで焼けそうになると言う事が判明しました。
なので、チーズを暖炉で焼くためには相当長い棒か、網、もしくは鉄板が必要となります。

写真は大雪警報が出る直前の家から見える山です。

  • 2012年02月02日(木)20時44分
powered by Web Diary