DIARY

記事一覧

行ってきました、リーガ・エスパニョーラ!!

アップロードファイル 197-1.jpg

夕べ、生まれて初めてサッカーの試合をスタジアムで見ました。

レアル・マドリッドとFCバルセロナ、愛称「バルサ」の運命の戦い「クラシコ」。
正直に白状すると私にはサッカーはよくわからないのですが、縁あってレアル・マドリッドのホームグラウンド、サンティアゴ・ベルナベウサッカースタジアムへと行く幸運に恵まれたのでした。

サッカーが良くわからない割には、FCバルセロナの選手イニエスタが大好きです。
何故かというと、彼の生まれ故郷フエンテ・アルビージャ村にイニエスタが村おこしになればと村劇場に寄付したグランドピアノのお披露目コンサートに演奏家として呼んでもらったことがあるからです。
サッカーボールでもなく、サッカーグラウンドでもなく、グランドピアノを故郷に寄付するとは、なんて洒落ていて素敵なんだと、それが理由で無条件でイニエスタが大好き=所属しているバルサも何だか好き=なので何となくバルサを応援・・・という気持ちでスタジアムの入り口をくぐりました。

そもそも、なかなか入場券が手に入らないというこの試合を見に行くことが出来たのは、現在レアルマドリッドのコーチをしているかつてのスペインサッカーの英雄ブトラゲーニョさんの協力を得たお陰でした。
これまた縁あってブトラゲーニョさんにお世話になり、「良く見えるとても良い席ですよ」と太鼓判を押してもらって期待はしていたものの、実際番号通りに席へ行ってみると、それもそのはず。スタジアム一番下の一列目の席ではありませんか。

目の前にイニエスタが、メッシが、ロナウドが、彼らの息使いまで聞こえてきそうな場所で、まさに8万人の人間で出来た巨大なすり鉢の底で試合は始ったのでした。

最も衝撃的だったのは、スタジアムそのものが作り上げる途轍もない音と色の世界でした。
スタジアムの光は白昼の如く白く明るく、でも太陽の光とは違った独特の色合いがあって、選手も芝生も、人海としか言いようのない8万人という人それぞれの洋服、顔、動きを影もなく照らし浮かび上がらせ、そこには見た事のない鮮やかな色彩の世界がありました。
もうひとつ驚いたのは音です。どこかで爆発的な歓声が上がると、その歓声が一気に移動してスタジアムの中を縦横無尽に駆け巡るのです。まるで声が龍のような生き物となって私の頭上を猛烈な勢いでうねりながら飛んでいくような、そんな勢いです。
その声は常にその瞬間ごとに起きる出来事に対して変化していて、「ゴール!!」「惜しい」「頑張れ」「抗議」・・・サポーターの共通した感情が言葉という音ではなく、人間が出すもっと別な原始的な雄叫びのような何かに近いような「音」によって作られているのだと感じました。

そして、もう一つ。目の前を駆け抜けて行く選手たち一人一人が放つパワーです。
訓練され尽くした体は本当に綺麗で、まるで真夜中の野生の動物のようなしなやかさがあって、ボールの方が意志を持って選手にひっついて来ているのではないかと錯覚をするほどの不思議な重力が選手の体に働いているように見えるのです。

それにしても、レアルマドリッドの関係者に用意してもらった席に座りながらバルサにゴールが入った時に思わず拍手なんぞした日にゃ、その場で八つ裂きにされた上、市中引き回しの刑に遭うであろうという事だけはサッカーが何にもわかんない私にもよーーーく分ったのでした。

  • 2011年12月11日(日)19時44分
powered by Web Diary